こしあん日記

MURAバんく。の土屋のぐるぐるとした日記である。

22-09-25~30 長月の総集編(2)

怖い話その2。現在10/9である。

矢張り日記はその日に書くのが良い。

記憶の鮮度が圧倒的に落ちてしまうのだ。

 

ということで、鮮度抜群〜!な総集編(2)。

いざ、タイムスリ〜〜ップ!

 

----------25日「スウィンギン」----------

 

高円寺にて最後のスタジオRECが終わった。

いやっふ〜、あぶねぇ〜。普段あまり使わぬ言葉だが「バイブス」の結晶音源ができた。これはやっばい。

そして、ついにチャリンコを直しに阿佐ヶ谷へ向かった。

 

今年は凡ゆるモノがぶっ壊れた。

年始にモニターにパスタの茹で汁がぶっかかるという珍事件から始まり、iPhone×2、iPad、チャリンコ、そして挙句軽症だったがコロナにキル!されるという始末。

散々だぜ…。

 

しかし、私のこの手元のiPhoneは6から11へと移り変わった。モニターも代わり(小田くんに借りてる)iPadだけは何故か二世代に退化してるという現状だ。

 

我が愛馬"Bダッシュ号"(以後"B")だけが派手にパンクしたまま、部屋の片隅でうずくまっている。

そりゃそうだろう、ふらりと街乗り用で組み立てたのに、1日30kmを走るなんて聞いていなかっただろう。外のタイヤまでもが破れてしまった。

 

チャリンコ生活から降りて、もう半年になる。

今月イラスト関係で臨時収入がゲットできたので思い切って修理に出した。

予算をできるだけ低くしてもらえるよう交渉して、Bをそこへ置いて私は向かった。

ちょっと寂しいなんて言える立場では無い。お互い強くなって再会しようやあ⭐︎と拳を合わせる様にして、私はレコ屋へ向かった。

 

阿佐ヶ谷オントエンリズムストア。

MURAバんく。のライブでもDJをやっていただいたり、とてもお世話になっているお店である。

その店主アツシさんにこの日も色んな音楽を教えてもらえた。

 

矢張り私はスウィングが好きだ。優等生でなく不良感のあるスウィング。

その中にある遊び心に粋を感じるんだな。

色々聴かせて頂く中でハッキリとした。

エディラングか謎のオーケストラ編成のビッグバンドのLPか。この二つのどちらを買おうか悩んだ。

 

「人間の生物としての不思議さ」。

リズムの話をする中で改めて人間って変だよねという話になった。

なのに無理に押し並べて考えるのって何なんだろうか。それって誰かにとって都合が良いことであったり、安心したいからなのかな。

んん〜〜と小粋なリズムの鳴る中でもっとその不思議を楽しんでいきたいよねぇと話をした。

 

お会計を済まし店を出た。そして右手で揺れるビニール袋からレイモンドスコットの笑みがちらつく。

 

なんで??

 

そのビニールの向こうにはエディラングでもなく、謎のビッグバンドでもなく、レイモンドスコットがいる。

ずっと手が届かぬ価格帯の2枚組(豪華ライナーノーツ、特典付き)のずっっっと欲しかったモノである。

あ、そうだ。

 

 

臨時収入使っちゃったああああああ。

 

 

しかし、これでいいのだ。

話す中で「すみません、レイモンドスコットの見本ちょっと見させてもらっていいですか?」とその箱を開けて、何かの折なる感覚があったのだ。

これを今買おう。

 

街はまだ夏の残り香のする中、冷ややか胃を隠すように静かに小走りで帰った。

 

それから時空は流れ深夜。スプラトューン3のフェス最終日。ひょんなことから休職中のキャバ嬢の方と共闘し朝の4時までプレイした。

闘うなかでの会話しかしていないが、その中でコロッと面白いこと言いてぇ〜〜衝動に駆られ、何度かスッと仕掛けてみた。

 

すると流石。どんな下手な球でも拾ってくれ、綺麗に投げ返してくれる…!

プロの技を見た。またいつか闘いましょう。

 

----------26日「掃除」----------

 

昼前に起きるとゴミ箱がかき氷の様になっていた。

………やっば。

 

思い返せばここ最近は部屋に居ても何か作業や連絡ごとがあり、終わった途端にシャッターを閉じるようにしてTVerかゲームの世界へ引き篭もっていた。

生活が疎かof疎かであったのだ。

 

よし、こうなったら模様替えをしよう。

 

ベランダに初めて出た。

向かいが直ぐ別のアパートのためタイミングを間違えると最悪なことになるだろうが、この狭い空にも清々しさは存在していた。

虫とか出たらショックだ…とずっと敬遠していたのだが流石に住んで2年経つとベランダにも信頼のある距離感が成り立っていた。

 

やるなら今しかねぇ!ズッラッァ!

やるなら今しかねぇ!ズッラッァ!

 

この五畳半はこんなに広かったのか。

万年床の周りには、書物やCD諸々で敷き詰められていたことをその時の私はまるで自覚していなかった。

視野狭狭である、これが怖いぜ…。

 

とりあえず部屋の半分がだいぶ綺麗に、また機能的になった。

夢眠ねむが2年単位で自分の中のものがガラッと変わる、と言っていた。その言葉を最近よく思い出す。

ずっと残るのは私の集めたモノたちだけか。

 

その後丸山氏と共に打ち合わせのため吉祥寺へ向かい、その後はレンタルチャリを借りやじスタへ向かった。

この日も明けるまでの作業となった。

 

----------27日「バグ」----------

 

朝日も透ける靄の中、我々は何かを倒したような清々しさでレンタルチャリを漕いだ。

夜が徐々に明けていき、川沿いの工場地帯息を吹き返したように朝日に染まっていった。

丸山は自宅へ向かい、私はまたカツラさん宅に泊めさせてもらうことになった。

 

途中でスーパーに寄り「鬼の様に腹減りましたね」とおにぎり弁当(?)と冷凍餃子をカツラさんが作ってくれて、早朝から爆食した。それはそれは美味かった。

 

少し寝て、野暮用があり私はまた吉祥寺に戻り、その後またカツラ宅へお昼過ぎに戻った。

ここは美味いとずっとオススメしてもらっていた町中華?屋にやっといけるぞ、と静かにテンション高めにお店まで向かった。

 

スタミナ丼を戴いた。これが兎にも角にも美味かった。

チェの言うalive飯というものだ。

こりゃ元気がでますねとまたレンタルチャリに跨りやじスタへ向かった。

 

ミックスを進め、Spotifyポッドキャスト「超ケンコーばなし」を録り(登録せずでも聴けるよ!聴いてね!!)私はまた吉祥寺へ向かった。

 

沖津氏と合流し、明日に控えた月一修行ライブ「でんじは」に向けて数曲特別編成として行おうと井の頭公園まで行った。

と、思いきやインドカレー屋にてナンを爆食いし、ほしのあきの話をして、ようやく井の頭公園に辿り着いた。

 

公園入り口の階段で弾き語り風にしていれば人が止まるのでは作戦を実行し、何か弾いて歌っていたら「あれ、とたけけの曲じゃね?」とギャラが立ち止まった。

 

ごめん、ちがうの。この曲に限ってはとたけけの曲じゃないの。

 

ピッピの指を振るを使った気分であった。(完)

 

----------28日「でんじはvol.2」----------

 

フルタイムで働いた後のライブは謎のエンジンがかかる。

声が出るというのもあるが、何か強気でいけるしがするのだ。

これが良い方に向くか悪い方に向くか。

こればかりは今の自分じゃ扱いきれない問題なのだ。

 

下北沢げによちにて開催された、この日の模様はまた動画にまとめる所存である。

 

何より嬉しかったのは、まだ私が愛知に住んでいた頃から唯一の東京の友、樋口氏と久方ぶりに再会できたことだ。

数ヶ月前までイギリスから帰省し、変わらず飄々とした雰囲気の中、より明るくなっている印象を受けた。

 

この日、チェ(はDJ)や小島えもも来てくれていたため樋口氏も色んな人と再会できて良かったと話しており良かったぜ…!とグッドラックであった。

 

「実際に人と会えば全然話せるんだよなあ」とカウンターにて話した。

そうなのだ、はじめの一歩がかなりハードルが高くとも何か共通項さえあれば「え、さっきまであんなに静かだってのに、こんな喋るの…」と引かせてしまうほどに話せるのだ。

(無い場合はそのまま空気になります)

 

人見知りでもコミュ障でもない。どんな相手でも根底にはその人の人となりを知りたいというキモい好奇心があるということだ。

そして、そういう人が自分自身苦手でもあり、相手の気持ちも察することができ、曖昧な感じでぼやかすことが多いのだろうか。

 

ライブが終わり幡ヶ谷まで移動し二郎系のラーメンを食った。

美味かった…流石に染みたぜ……。

また!と樋口氏と別れ時間も遅くなってしまったが、明日も早番なため近くの先輩の家へ泊めさせてもらった。

 

お邪魔します〜と部屋に入ると「おう、土屋、お疲れぇ」と今日もアニメイトアニメ店長の様な佇まいでどっしりしている。

この漢についてはまたどこかで特集したいものだ。

おやすみなさい。

 

----------29日「にんにく」----------

 

バイト帰り原宿へ寄った。

昨日の「でんじは」に来てくれた方がなんとシンセ屋の店員さんだと聞き、私の気になってる界隈がそこにある…!?ということで「明日行きます…!」を実行した。

怖いねぇ〜。

 

ところがどっこい、その店員さんはまさかのおやすみであり、途端にその場でアウェイ感に苛まれたのだが、はいはいこのシンセね、知ってますよぉ〜という体裁で音を聴いてみた。

もうたまんない音が幾つか見つかり、メモしてまたいらっしゃる時に話を聞こうと帰った。

 

新譜の一曲がまるで終わっていない。

 

その後、昨夜の二郎系がまた無性に食いたくなり、あ、多分バカみたいなにんにくを食いたいんだと気づき高田馬場へ向かった。

好物である台湾まぜそばを食いに行こう。

 

「はなび」という店が好きなのだが、高田馬場にあるのは姉妹店の別名の店。

んん〜〜、うまいが矢張りこれじゃない感が募った。

これじゃないんだ…。

 

新譜の一曲がまるで終わっていない。

 

帰宅した後の記憶は何処へ。

 

----------30日「ジャケット」----------

 

日中で何があったか忘れてしまったが、夕方からバイトに出た。

その後、北の方まで上り小島えも宅にお邪魔した。

ジャケを完成させるのだ。

 

去年までのMURAバんく。のジャケットは全て私が手掛けていたのだが、今年は信頼できる絵描きの方、同郷の先輩にお願いした。

そうすることによって、良い距離を測れるんじゃないかと思ったのだ。

今回の新譜は、コンセプトだったり企画を担当して、とあるジャケを小島氏にお願いしていた。

 

これが、またすごい良かった…。

はやく見てほしい〜。。

細かい調節なども話し合い気がつけば深夜も朝方に変わろうとしていた。

そんな毎日も"びびび"があれば悪く無い。