22-09-10 諦念!と優勝!
突然の振替夏にやられながらも、なんとか高円寺のスタジオまで辿り着いた。
100円でお代わりし放題のスティックタイプの紅茶オレを飲みながら、なんとなくのセッティングを行う。
レコーディングも佳境まで来た。
本日はゲストミュージシャンに来ていただき二人での録音だ。非常にwktkな時間がやってくる。
到着されてから、30分ほど雑談をした。
大学の頃から聴いていたのだが、そのバンドとご本人の一致は恥ずかしながら今年の話であった。しかし、何度も聴いていた音楽故に色々と聞きたいことがあり溢れ出てしまった。
その中で、私と鍵盤の小田氏の出会ったきっかけの話になった。
それは、小学生の頃で、しかも場所がヒップホップのダンス教室だったのだ。
私は当時、オーディションという鬼門をくぐり抜けた者のみが許されるイベントクラスに所属することになった。
奇跡的に受かったのである。
しかし、事件は起こった。
イベントクラスとなると勉強会が増える。そんなある日のテーマは「歩き方」。
歩き方で人のキャラクターが見えるのだ。
順番に音楽に合わせながら先輩たちがかっこよく歩いていく。
今思えば何も考えずに見ていたかもしれないが「はい、土屋!」と使命がかかった。
「おい、恥ずかしがり過ぎだろ!!」と突っ込まれ、私は早歩きしていたことを自覚した。
その瞬間(あ!ここはおれの星でない…!!)と思ってしまい、ダンス教室を辞めてしまった。
今思い返せばみんな嘲笑しているわけではなく、温かくいじってくれたのだろうことはわかる。
しかし、そういうことではなかった。
そんなことを凄い簡潔に話していると「でも、そこで流されちゃう子って結構多いから、その時に気づけたのは良かったねえ」とMさんは言ってくれた。
たしかに…、その時にもしダンスを続けていたらこのスタジオは存在してなかったかもしれないですねと笑った。
マルチバースである。
その後、レコーディングは順調に進んで、また雑談タイムと最高な時間となった。本当にありがとうございました。
その後お別れしてから私は吉祥寺へ向かった。
そうだ、今日はお祭りの日なんだった!と賑わう人の間を縫ってなんとかドトールに到着し丸山氏と合流した。
話し合いながら文章を作っていく。
レコーディングの佳境と、プロモーションに向けての動きが同時進行しており、改めて自分達のことを客観的に言語化を図る。
これがとても難しい。
中学の時の友達にも伝わるように音楽用語などは全く使わず等身大で書けるように心がけて作った。
そう思うと自分自身、きっと日常ではあまり使わない単語などをよく挙げたりするな、引いてはあまり見ない展開の曲だったりするな、もっと引いてはなんちゅうバランスのバンドなんだ、とそりゃ変なことやってると思われるわな!?と自覚した。
変なことやってるねと言われた時に、そこに文脈があればめちゃくちゃ嬉しいが、そこが無ければ「は!?!?」と思ってしまう自分が居た。
そんな自分さえ変である、ということを自覚できていなかったのだろう。
人生リアルヒップホップで生きたいという欲故に。
それと同時に客観的に見すぎてしまうのも怖い。
矢張りエモーショナルに勝るものはない。
しかし、そこを操ろうとするのはさらに怖い。
Mさんの言ってくれたことが頭の中で反芻される。
たしかに小学生の頃から付き合いで人に流されたのは遊戯王くらいしかないかもしれない。
部活などを辞める経験はなく、習い事も長続き(修行と思ってた)したが、あっ…と思うと引いてしまう。
もしかしたらそれは己の根源的なエモーショナルを守るためだったのかもしれない。
その後丸山氏はバイトへ旅立ち、私は残って作業をした。
帰宅後に大学のビッグバンドの後輩から久々に連絡が来て共にスプラトューン3をプレイした。
そして、びびり散らかすほどのゲーム運びをして先輩プレイも久々にした。嫌だねぇ。
ゲームを通して地元の人とちゃんと連絡が取れるのは大変有難いことだ。
そして、その後また別の人から連絡が来た。
あれ、ゲーム仲間多くね??
いや、ゲーム仲間多過ぎだろ!!!
風呂場の前でふと思った。
交通費含まず余分なお金を使うこともなく、その場の気持ちでタイミングが合えばバチバチに戦えるのは、自分にとっても楽ちんであり、また相手からしても楽ちんなのであろう。
まさしく優勝と優勝!
対戦ありがとうございました。