22-09-01 日常と冒険と
ネタバレになってしまうのであまり言えないが、MURAバんく。の新譜制作が佳境に差し掛かっている。
これまたネタバレになってしまうのであまり言えないが、今回はチームとして制作を進めている。
MURAバんく。メンバーはじめ、東京に出てからのイカした同世代の音楽仲間にゲストで入って頂き、ぐうぜん皆んな上京した愛知からの仲間まわりで"でざいん部"も発足された。
そして、憧れの大先輩に、大ステキなエンジニアの方にも協力して頂けることになり"よりMURAバんく。"な音源が完成する日はもう近い…!
それに個人の動きやナイショで進めているあれやこれもがあり、日常でふと妄想する時間はふと準備する時間になった。
授業中の黒板から意識が離れ妄想してしまうように、今日はこれとこれとこれを解決させて、あのデータをあの方に、そしてスケジュールを確認して、納期を計算し、提出物も揃えて…と考えてしまうのだ。
すると、いざ腰を下ろした時に「ポン!!」とそれらを解決する最小公約数のヒントが出たらするのだ。
──その時、事件は起こった。
バイトでレジ打ちの際、絶対に間違えてはならないミスを犯してしまったのだ。
どうしても気にしてしまうこともあったり、その日のうちに進めないといけないものが多かったり、睡眠が圧倒的に取れていなかったり、集中力が持たなかった。
かなり反省した。
ここで働きたかったのに、職場にとって完全にマイナスなことをしてしまった…。
もうどうしても生きていると音楽のことや、関連するものばかり考えてしまう。
この日偶々チェがやってきて、その時に丁度イメージの中でアレンジが固まった瞬間で「お!?ちょうどアレンジを考えてたとこだわ!」と反射的に言ってしまったのが、完全に悪い方に出てしまった。
上京し、ここで働き早3年。
ここで大きな責任は担えないから(担ったら完全にそこの仕事しかできなくなる!)シフトを少なくして、活動とのバランスを見ながら働いてきたが、これは潮時かもしれないと思った。
胃の痛さはもう感じないほどだ。
重い身体で一番迷惑をかけてしまうであろう先輩に謝罪の意を伝えに行った。すると私の犯したミスの原因を色々推測しながら話してくれた。そして最後に先輩は言った。
「このミスを今後どう生かしていくかだね!」。
辞めるのは、逃げだ。
これは自分の中で決着をつけねばならない。
そして、自分の職場に対する気持ちの持ち方を改めた。
この日持った目標、必ずクリアさせよう。
その後も面倒をかけてしまうであろう先輩に謝罪をすると、逆に凄く励まされてしまった。見たことないほどのどんよりが漏れてしまっていたのだろう。
しかも、丁度その場に普段ゲームで遊ぶ面子もいた。
やだーー!!ここだけはするりと帰りたい、、、。
と帰ろうとするとみんな「察し」という目と「まあまあまあ」という頷きで帰してくれ、一人に背中をバシバシ叩かれた。
ギリギリ取り乱さないことには成功したが、エレベーターは使わず非常階段を使って全力でかけ降りた。
こんなん…絶対に自分には無理だ……。
ふと気が緩んでしまうとハマってしまう無理の沼。
しかし、絶対的な"あそび"は遊びでは作れないのだ。
"あのびっくり笑みを作る冒険"なのである。
新譜、是非ともお楽しみに。