22-08-22 ラーメンの濃さを確かめる
以前、この日記にも記した近くのラーメン屋。
疲れた時に食べたら涙が出るほど上手く、平常時に行ったらめちゃくちゃ味の濃かったラーメン屋。
これは、ヘトヘトだったからこそ上手くて、普段は味が濃いものか。
それとも、その日だけ味が濃かったのか。
この1ヶ月、このことばかり考えてしまう。
確かめたい。確かめた過ぎる。
そんな本日はレコーディングであった。
そうとはいったものの、この日私が演奏をすることはほぼ無く、アレンジだったり裏方的な立ち回りメインの日であった。
今回は先輩ミュージシャンに、同じ世代のミュージシャンに、色んな素敵な方にも参加して頂けた。
(これがね…、とんでもないものたちが出来たので早く聴いてほしい…。)
そんな中私はできるだけ水分を取らない様にした。
このレコーディングの後に近所のラーメン屋へ行くことは、チェとの間で暗黙の了解があった。
そして、丸山にも驚いてほしい。
ギリギリのコンディションを整えたのである。
今回エンジニアには片岡さんというお方に入って頂いた。
名古屋界隈の音楽にもお詳しくて、愛知の大先輩たちの話もできてとても嬉しかった。
いやはや、ほんとにスケジュール立てから、もう助けられまくりで…。
プロフェッショナルな進行のもと、録音は無事に一つ一つ進んで行った。
あと少し足す音を足せば完成へと進む。
深夜23:00を回った頃。見守ったりアイディア出しをするだけでも、流石にヘトヘトになった。
しかし、良いぞ。このヘトヘト感だ。
ひとまず録音においてはひと段落した清々しい疲労感と我々は暖簾を潜った。
目の前に現れし例のラーメン大。
渦巻く雲の様に湯気が昇っている。
ごくり。
さあ、どっちだ。
うまい!!!!!!!!!!
うっっっっっまあああああああい!!!
うまい、っっっやーーーーーん!!!!!
劇うまであった。
劇的に美味いという意である。
チェと丸山の表情を確認した。
彼らも温泉に浸かる様な、暴走列車の様な。
小さく低いところで「うまい…」という言葉が聞こえる。
丸山にも於いては、汁まで全て平らげていた。
やりおる。
それにしても、めちゃくちゃ美味かった。
あとは、平常時にもう一度戴いて確認したい。
それからは近くのコンビニまで歩き、深い時間までヤンキー座りをして反省会を行った。
「楽しい!」は瞬間に訪れるものである。
それで良いのだ。
その瞬間を