22-08-21 うそ発見機
風に手を引かれる様に誰もいない夜道を走った。
我が愛馬"Bダッシュ号"は未だに壊れたまま部屋に留守番しており、またお前かと思われながらもレンタルチャリを活用しまくっている。
今日はレコーディングに向けてのリハがあった。
今回の新譜はゲストの方にもお力添えを頂き制作を進めている。
本番までにひとしきりの工程までは進み、涼しくなってきた夜風を浴びながら高円寺から青梅街道に出た。
その帰りに道にふと思った。
仮にうそ発見機で試される時が来たとする。
その時自分は嘘をついていなくても「これって一瞬"うそです"と思い込めば、脳波は揺らぎベルが鳴ったらするのかな…?」と魔が差し、案の定ベルが鳴る。
無実の罪だと今のことを説明してもきっと何も通じないのだろうな。
ぼ〜っとしてるとそういうことをふいに想像してしまう。
先程挙げたような己の"魔が差しシリーズ"はよく脳裏で放映される。
一体なんなんだ。
明日はレコーディングである。
楽しみと緊張と楽しみと緊張と楽しみ…っといった忙しめな気持ちを落ち着かせるようにペダルを回した。