こしあん日記

MURAバんく。の土屋のぐるぐるとした日記である。

22-08-19 "おかしみ"

今日は一日で何人もの人と会った。

学生の頃の私からしたら阿鼻叫喚な1日だっただろう。しかし、不思議なことに疲れることは無かった。それぞれにエネルギーがあって刺激されたのだろうか。

 

この日はほとんど吉祥寺で過ごした。

お昼にバイト先のスプラトューン仲間とインドカレー屋へ行った(またか)。

相変わらずプレートに収まり切ってないナンが運ばれてくるとテンションが上がる。

でっけぇぇのなんの…。

みんなそれぞれの言語感覚に良さがあり、別界隈の話を聞くのもとても面白かった。

 

その後、高校の同級生が妹と東京に来ていると連絡が入り久方ぶりに会って、お茶をした。

栄養管理士の資格を得たその後の話が壮絶であった。

PCR検査を行う側の苦労が、私は共感してはならないと思うほどハードであった。

 

その中でも1番胃を痛めるのは、ひょんなことから講演会の依頼が入り上に確認すると「是非やっていただきたい」と鶴の一声でカジュアルに受けたその依頼が想像を絶するものであったらしい。

場所は神戸で、話を聞くと敷居の高そうな場所での講演会、そしてトリに抜擢されてしまったと言う。

もう緊張の向こう側にいるのだろう、爆笑しながら話した。持っている人である。

 

しかし、こと己においての記憶など本当に抜け落ちているものである。

その同級生は恐ろしいほどに記憶力が良かった。

 

今となっては音楽を演奏する身となり、写真を撮ることに関してのハードルはもう下がっているのだが、当時私は本当に写真に写りたくなかった。

妹さんと会った時「ぶれぶれじゃない土屋さんを初めて見た」と言われ、何のことかと思ったらそういうことであった。

私はカメラを向けられたら残像と化す様努めていたのだ。

ただ、写りたくないという理由で。

 

それから大学生に上がり「みんなで飲み会行くけど行く?」と問うと「いや、5人以上は無理なんで…」と断り結果少人数でランチに行ったと言う。

それはそうなんだよな…。

飲み会よりも少人数ランチの方が落ち着ける。

 

その他色んな記憶が掘り返されたが、もうやめてくれと溢れ出る同級生の記憶力に蓋をした。

そして帰り際に突然だったがありがとな、とこしあんの洒落たパンを戴いた。(ナナナナイス!!)

 

そのあと、京都から"さんぜう通り"の中口君と駅で落ち合い、ずっと気になっていた外れにある定食屋さんへ向かった。

 

ここが本当にめちゃくちゃ鬼良かった。

鯖味噌定食、560円………。そして、美味美味美味。

聞くところによると、60年もの歴史があるらしい。

あああ、私は今日からまたここのことをきっと思い出してしまうのだろう。それは必ず的中するだろう。

 

中口氏は音楽もやられているが、漫画も描かれている。

今日はとある出版社に用事があり東京に来られたそうだ。

私は端くれof端くれだがコミケに向けて漫画を描いたのだが、ページ数でいうとその何倍というものを中口氏は描いている。

凄すぎるぜ…。

完食した後になんと原稿を読ませて頂いた。

 

めちゃくちゃ凄かった。矢張りアナログには敵わないと思う以上に、中口氏の書き入れるエネルギーが原稿のヨレからも黒く塗りつぶされたベタからも伝わってきた。これは多くの人に読んでもらうべきである。

 

そんな中口氏の漫画が誌面に載るらしい。

楽しみすぎる。買った時また日記に記そう。

 

その後はMURAバんく。のデザインにおいての今回ディレクションしてくれる花沢さんとカメラマンのサカイさんと話し合いを行った。

サカイさんの撮ってくれた写真はこれがまたどれも良い感じで痺れるものがある。

同じ愛知出身のメンバーで回り回ってご縁が繋がり、現在共に制作できるのはとても嬉しいことである。

こちらも早く見てもらいたい…。

 

その後私はレンタルチャリを乗りこなし、足りない距離は徒歩で向かいとある