22-08-08 なだらかな線
昼過ぎに丸山宅、通称"ドミノ城"に到着した。
無事にコミケ用の漫画の入稿は済んで少し余裕が出来た快晴は気持ちの良いものであった。
ドミノ城では前々から知っていたが、なかなか手をつけられなかったSpotifyでのポッドキャストの録音を行った。
何が良いかって、著作権に引っ掛かることなくSpotifyにある音楽なら好きなだけ流せるのだ。
去年インスタライブでやっていたラジオ風の配信を改めてやることにしたのである。
好きな音楽や趣味の話をしている。
それをちゃんと伝えられるようになりたい。
録音が無事終了し、そのままモヒート号で下北沢まで向かう。
今日はレコーディングに向けてのリハが行われる。
そこには今回ゲストで出演してくださるミュージシャンも来てくださり緊張があった。
まだ愛知に住んでいた学生の頃に初めてライブを観て、東京に越してからも何度かライブを観に行っている方がなんと今回のレコーディングに協力してくださる、びっくり仰天なことが起こったのだ。
それから、チェの友人であり音楽仲間のお二人もパーカッションで参加してくださることに。
そのお二人と音楽を合わせるのもめちゃくちゃ楽しみであった。
アレンジの際、みんなが困らないように予め自分の中でゴールの方向だけは決めておく。
しかし、それを全部やってしまえばそれはピン!とした直線的な表現になる。
それがカッコいい時もあるが我々のバンドの場合で大切にしたいのは、なだらか線だ。
それは、メンバーに、ゲストの方のイメージまたは妄想により、面白い線が生まれていく。
そのおもしろさが私はとても好きで、豊かで尊みのあるモノに繋がる気がする。
スタジオには段差があり、まさにライブハウスのフロアとステージの様に分かれている。
人数が多めであったため、リズム隊はフロアで、メロディのゲストさんにはステージの上で演奏して頂いた。
「一度みなさんで合わせてみましょう」とイントロを鳴らした。
まさに観に行ったライブを思い出す様な。
しかし、演奏は我々の音楽の上…!
そんなびっくり仰天渦にぐるぐると巻かれながらも、顧問の先生に自分のプレイをみせるぞ!というような学生の頃の気持ちもなぜか彷彿とした。
パーカッションのお二人も素晴らしかった。
我々の音楽をまさにカートューンに昇華してくれたのだ。
もうずっと、ずっとやりたい音楽が目の前にあり感動した。
今回のようなリハの進行経験が無かったため、かなり緊張したが、まるで杞憂だったなあ。
御三方の想像力が本当に素敵で、テーマ性も汲み取ってくださりとても面白い音楽が出来た。
片付けをする際にめちゃくちゃ楽しかったなあと話してくださり、レコーディングまでの不安が、より楽しみな方向へガシャンと向きが変わった。
皆さんとお別れをし、私はチェとダナーズへ。
この新譜への制作を折角だから動画にしていこうと、チェに隠し撮りをしてもらったデータをもらい、その場でiPhoneで編集していく。
題して「エキゾティカ大作戦」。
我々は改めて自分達にとってのエキゾと向き合っている。
それから次の計画をチェと考えたり色々と予定にあるものを進めた。
その時思い出した。
やばい、弾き語りの曲を作っていない…!
今週の木曜にたけとんぼの平松さんに呼んでいただきライブに出演する。
その日に合わせて作りたい曲があり、イメージはあるのだが固まっていない。
そんな調子で深夜に帰宅し、飯を食い、ポッドキャストの編集を行い、日記を書き始めて…記憶が薄れたということはこのポイントで寝落ちしたということであろう。
ということで、翌日にこれを書いている。
寝る前にやることはやれ!!(by 翌日の自分)