22_08_05 ヤバいってやつ
今日の午前はもうなんだか涼しかった。
夏よ、君は一体何処へ…。
最早ビームが出そうな両目を擦り、チェのブルーモヒート号へ便乗させてもらう。
今日も今日とてMURAバんく。リズム隊の丸山とチェで集合し、みっちりとスタジオ練習に入る。
昨晩リモートで進めたデモを、自分たちの手に馴染ませながら、また少し話し合いながらアレンジ作業を進めていく。
薄皮あんぱんが大好物だ。
阿佐ヶ谷のスタジオの隣にはスーパーがあり(神)、なんと30%offで入手できた。
しかも、こしあん。
もう、あんこがないと、私やってけないわ…。
それをちょこちょことつまみながら、練習は和みピリつき和みと色んな空気を渡っていき、ゴールの突破口を開けるように、兎に角弾いてみる。
足りていないところもありながら、ビジョンがしっかりと見えて、まず一つ目の一安心。
どっこい、まだリリースに向けて安心などしておられぬのだよ。
あんこは脳に身体に働いてくれた。可愛らしくも頼れるやつだ。
それからそのまま、サイゼリアへ。
土屋考案の「巨大タコス」を各々で試作し、食した。
「巨大タコス」についてはまたいつか記そう。
それから、残りの身の回りの方用、店舗用のCD-Rをひたすら作る。
…ところ、私は漫画の方が間に合っておらず二人に託しながらペン入れを進めた。
会話は基本的に恋愛沙汰についてだ。
まるで"恋バナ"などと呼べるような煌びやかなものではない。
というか、恋愛沙汰でもない。
ただひたすら好きなタイプを羅列したり、周りには長女が良いと勧められるも、結局一人っ子なんだよな、という話を聞いたり、作業に没頭しながらの会話故に基本脳死会話なのである。
それを5,6時間ほど。もはや怖い話である。
しかしながら、好きなタイプを偉そうに羅列していると、あ?誰が言ってんだよ!?と己に突っ込まれてしまう。皮肉なものだ。
だけれども、好きなタイプを話すときに、その話者がなぜかめちゃくちゃ偉そうになる光景は、私はなんか好きだ。
それから、丸山君から最近好きなお笑い芸人って誰かいる?という問いに、私は完全にお笑いに関して時が止まってしまっているな、と気づいた。
おれ、好きな人めちゃくちゃ狭いかも…と言うとチェが何故か驚き「みんなリスペクトしてると思ったわァ」と言った。
リスペクトしていないわけではないのだが、話していて気づいたが、私はワクワクさせてくれる人が好きなのだ。
最近の若手で言うと、ティモンディと霜降り明星が好きだ。
え、、、この人、、、
一体どうしちゃうっていうの、、、、!?!?
そんな一寸した恐怖とワクワクが私は好きだ。
歴代でいうとロバート秋山、オードリー春日、おはスタのイワーイ、もう中学生、野生爆弾。
サンシャイン池崎も好きだ。
破壊衝動というのだろうか。
それに似た何かを自分自身の中にも飼い慣らしているような気がする。それはそのまま外に放出したら世間的なアウトなために秘めているのだが、彼らはそれをやってくれる。
ずっと変、ずっと偉そう、ずっと壊してる、ずっと明らかにならない、ずっとゾクゾク、ずっと声がでかい。
今日みたいな日は、本当に外で大声で叫びたかった。
そんな時にバラエティ番組を開けば、彼らが代わりにやってくれる。私がまだ一線を超えていないのは彼らのおかげであろう。
帰宅後に日テレ「午前0時の森」の見逃し配信を見た。
オードリー若林と水戸アナによるトークバラエティなのだが、水戸アナは陽性反応が出てしまいお休みで、代打で我らが春日が登場した。
擬似生放送でのオードリー春日。
もう、ワクワクでたまらない。
若林がフッていく、そこにこそ破壊衝動が潜んでいたのかもしれないが、やっばい放送でもうご飯が詰まってしまうほどに面白かった。
まさに神回であり、涙した。
ヤバいものを目指すのはきっと間違っている。
しかし、本当に奥に眠っているヤバいものを上手く"ヤバいもの"として工夫し放出できるようにはなりたい。
そういう点でも彼らはヒーローなのであろう。
さあ、結局漫画は完成できなかった。
まさかこんなにも時間がかかってしまうとは…。
毎日がファミレスな夏休み。
明日は籠ってまた制作だ。寝よう。